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知っておくべき翻訳・ローカリゼーションの略語 10 語

翻訳サービスを最大限に活用

翻訳・ローカリゼーション業界には、独特の用語があるように思えるかもしれません。AI ソリューションの登場により、その傾向はさらに強まっています。AI のサービスやツールは高度な技術であり、プロジェクトごとにカスタマイズ可能な翻訳・コンテンツ制作ソリューションの複雑性はいっそう高くなります。しかし、言語サービスは必ずしも複雑なものと決まっているわけではありません。今回のブログ記事では、翻訳サービスに関連する基本的な 10 の用語をご紹介します。御社に最適な翻訳/コンテンツ制作/ローカリゼーション サービス (AI 活用型のサービスも含む) の判断にお役立てください。

1. LSP: Language Service Provider、言語サービス プロバイダー

言語サービス プロバイダー (LSP) とは、幅広い翻訳・言語サービスを提供する企業を意味します。サービスの内容はプロバイダーによって異なりますが、全般的には翻訳、ローカリゼーション、通訳、テスティング、人材派遣、マーケティングなどのサービスがあります。ライオンブリッジのようなトップクラスの品質を誇る LSP は、お客様のコンテンツ制作プロセスのあらゆる工程 (コンテンツの作成、翻訳、その他) で付加価値を提供できます。また、当社を含む一部の LSP は、効果的で費用対効果の高いソリューションを実現する AI サービスも提供しています。

2. SLV: Single-Language Vendor、単一言語ベンダー

単一言語ベンダー (SLV) は、特定の言語の組み合わせにおける翻訳・言語サービスを提供します。多くの場合、SLV は「英語と日本語」といった特定の言語ペアを専門とするフリーランスの翻訳者です。SLV は独立して案件を請け負う場合もあれば、大規模な LSP に所属して作業を請け負う場合もあります。

3. MLV: Multi-Language Vendor、多言語ベンダー

多言語ベンダー (MLV) は、多数の言語で翻訳・言語サービスを提供します。ライオンブリッジは翻訳以外のサービスも提供している MLV です。当社は革新的な AI テクノロジーとトレーニングを活用し、先進的なコンテンツ ソリューションに加えて、生成 AI による言語サービスも提供しています。

4. SL/TL: Source Language/Target Language、ソース言語/ターゲット言語

ソース言語 (SL) とは、元のコンテンツが書かれた言語、つまり翻訳元の言語を指します。ターゲット言語 (TL) とは、翻訳者が元のコンテンツを翻訳する先の言語です。次の例では SL が英語で、TL はフランス語です。

ソース コンテンツ ターゲット コンテンツ
I love you Je t’aime

5. MT: Machine Translation、機械翻訳 (および AI 戦略による機能強化)

機械翻訳 (MT) とは AI を活用した自動翻訳です。これはコンピューターを活用して迅速に訳文を生成する技術であり、LSP が高品質な翻訳を効率的に生み出すために使用する最も強力なツールの一つです。機械翻訳に AI 活用型のレビューを取り入れることで、品質を高めつつ非常に短時間で効率的に最終成果物を得られるようになります。もう一つの AI 翻訳の手法として、機械翻訳を開始する前、または出力結果のレビュー時に、お客様のスタイル ガイドや翻訳用の用語集をプロンプト入力する方法があります。いずれのステップも、最終成果物でのブランド ボイスの維持や、業界用語などの適切な使用を促進するうえで大いに役立ちます。

翻訳の戦略について話し合う人々

6. TMS: Translation Management System、翻訳管理システム

翻訳管理システム (TMS) とは、翻訳プロセスを自動化し、手作業で繰り返し行う作業を削減する目的で LSP が使用する、カスタマイズ可能なツールです。

7. TM: Translation Memory、翻訳メモリ

翻訳メモリ (TM) とは、翻訳内容が格納された、カスタマイズ可能なデータベースです。LSP は繰り返し出現するテキスト セグメントの定義を TM に保存することで、特定のお客様向けの翻訳の効率性と一貫性の両方を向上させています。さらに、ライオンブリッジでは、AI ツールを活用して TM に保存された訳文のトーン (語調) をフォーマルからカジュアルへと変換したり、ある言語から別の言語へと変換したりすることも可能です。このため、当社のお客様は、新たな地域や市場に進出する際に備えて、豊富なコンテンツ資産を構築することができます。

8. OPI: Over-the-Phone Interpretation、電話通訳

電話通訳 (OPI) とはその言葉のとおり、電話越しの会話に通訳者が参加し、話し手から発せられた言葉を、聞き手に通じる言語に言い換えるサービスです。当社が提供する OPI サービスでは、言語の専門家が 24 時間年中無休の体制で対応しており、費用対効果が高く、どこからでも利用することができます。

9. CMS: Content Management System、コンテンツ管理システム

コンテンツ管理システム (CMS) とは、デジタル コンテンツの作成、管理、修正を行うためのツールです。グローバル企業が CMS を選定する際には、翻訳・ローカリゼーション サービスとの連携が可能かどうかを考慮する必要があります。そうすることで、後にコンテンツの翻訳・ローカリゼーションが容易になり、世界各地の顧客に高品質なコンテンツを短期間で届けられるようになります。

ローカリゼーション ソリューションを見直している社員たち

10. SEO: Search Engine Optimization、サーチ エンジン最適化 (および AI サービスによる機能強化)

サーチ エンジン最適化 (SEO) とは、企業のデジタル資産を作成して構造化し、そのデジタル資産をオンライン検索エンジンでユーザーに見つけてもらいやすくするプロセスのことです。SEO を効果的に行えば、特定の製品、サービス、メッセージなどに関心を持っている可能性の高いユーザーによる、Web サイトへのトラフィックが増加します。SEO は重要なプロセスであり、単一の言語でも複雑なものですが、多言語・多国籍のサイトで複数の言語が関わる場合はなおさらです。こうした場面でも、SEO 調査に AI サービスを活用し、コンテンツの最適化 (多言語コンテンツも含む) に役立てることができます。

お問い合わせ

コンテンツ生成・言語サービスのプロジェクトに対応できる AI 活用型のソリューションをお探しなら、革新的なテクノロジーと優れた人材の力を活用し、数十年にわたってさまざまな企業のお客様を支援してきた当社ライオンブリッジにお任せください。コンテンツに関する御社の目標に合わせて、最適なソリューションをご案内いたします。当社では、TRUST フレームワークを通じて、それぞれのお客様の目標に応じた安全な AI 活用型ソリューションをご提供いたします。皆様からのご連絡をお待ちしております。

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執筆者
サマンサ キーフ