今回の連載ブログ シリーズ「当社の『ライオン』たち」では、ライオンブリッジのグローバル検索専門家であるブレンダン ウォルシュをご紹介します。ブレンダンは 10 年以上ライオンブリッジに勤務しており、当社がローカリゼーションと翻訳を行う会社から、AI を活用した言語・コンテンツ ソリューションに等しく重点を置く会社へと進化する過程を目の当たりにしてきました。ブレンダンは AI ツールを活用することで自身の業務を大幅に強化しています。ブレンダンについて、そして彼が当社にて AI の活用を通じて自身のキャリアをどのように展開してきたかについてご紹介します。
ウィックローという、ダブリンにほど近い、景色のよい村に住んでいます。景観が美しいので、映画の撮影によく使われています。
グレンダロッホという、美しい旧修道院の集落があります。すばらしいビーチや自然散策路もたくさんあります。私は毎日、ウィックローの自然の中に身を置くようにしています。
先ほどもお話ししたように、自然の中を歩くのが大好きです。またヨガや、地元のパブに行くのも好きです。
SEO の専門家です。ライオンブリッジの Web サイトも管理していますが、主にお客様の Web サイトに関するコンサルティングを行っています。専門分野は、多言語対応の Web サイトが直面する課題への対処です。たとえばジオターゲティングなどですね。キーワード調査、翻訳、トランスクリエーション、コンテンツ制作のサービスを組み合わせて、お客様のコンテンツを最適化できるようサポートしています。簡単に言えば、お客様の対象オーディエンスが常に適切なページにアクセスできるようにするということです。
2008 年頃の金融危機のさなかに当時勤務していた会社から解雇されたんです。当時はテクニカル アーキテクトとして働いていましたが、次の仕事を見つけるのが大変でした。その頃、ジェフ ジャービス著の「What Would Google Do?」という本を読みました。そして頼まれて、友人の Web サイトの SEO のパフォーマンス評価をしたんです。その仕事がとても面白かったので、SEO の専門家になることに決めました。
楽しいのは分析の部分です。Web サイトを分析し、修正や最適化が必要な箇所を正確に特定できるようお客様をサポートすることが楽しいですね。また、ライオンブリッジの組織内に SEO と AI を広めることにもやりがいを感じています。
対応しているお客様です。よく大手の有名企業と仕事をする機会があるのですが、そうした業界の大手企業が、コンテンツを適切なオーディエンス (場合によっては私自身も含む) に届けられるようサポートすることが楽しいです。
重要な点は 2 つです。まず、従業員がオフィス勤務からほぼ完全にリモート勤務に移行しました。オフィスで働く社員もいますが、現在ライオンブリッジの従業員の多くは在宅で仕事をしています。私はパンデミックが起こる前も、少なくとも 3 年間は在宅勤務をしていました。
2 つ目の変化は、AI が大規模に導入されたことです。ライオンブリッジはすでに AI 中心の組織となっています。ただし、優れた知識を備えた経験豊富な人間がすべてのプロジェクトとワークフローを支えていることが特徴です。私のチームについて言えば、現在さまざまな SEO サービスを提供しています。当社は SEO 用の QA ツールと、SEO のライフサイクルを自動化する独自のツールを開発しました。トランスクリエーションとコンテンツ制作サービスで AI を活用するようになり、お客様にとって価格がより手頃になりました。企業としては、全社員が毎年その年に開発して取り組む AI 関連の目標を掲げています。
私は AI を次のような目的で日常的に利用しています。
お客様のニーズに応じてコンテンツを生成する。コンテンツの重要度や技術的専門性によっては、人間がポストエディットを行います。
メール、お客様向けプレゼンテーションの資料、社内業務用の文書を作成する。
お客様の Web サイトが AI に対応するかどうかを評価する。さまざまなツールを利用して、Web サイトに最適化された構造化データが含まれるか、ソーシャル メディアを積極的に活用しているか、適切な引用元やバックリンクを備えているかを検証します。またお客様の Web サイト上のメディアが適切に最適化されているか、画像に alt タグが付けられているかどうかも確認します。
最大の課題は、企業コンテンツを作成する際に AI がどの程度ハルシネーションを起こすかということです。ここで、適切な人間の関与が重要になります。AI に SEO のベスト プラクティスについて質問すると、答えが頻繁に変わります。Web サイトに関する AI の推奨事項は必ずチェックし、最も正確かつ最新の情報に基づいているかどうかを確認するようにしています。AI は、もはや適切でない 10 年前のコンテンツを使用することがよくあるからです。
ライオンブリッジの Content Remix APP を利用することで、これまでよりもはるかに低価格で高度なサービスを提供できるようになりました。Content Remix App を使えば、地域のオーディエンス向けに大量のコンテンツの制作やトランスクリエーションを行うことができます。プロジェクトの規模が大きくなり、コンテンツの量が増えるほど、お客様にとっての節約効果も大きくなります。
質問に答えることに集中することです。その市場でよくある質問を調べて、Web ページ上で直接回答するようにします。これは通常の検索についても有効ですが、AI 検索の場合にも効果的です。
ライオンブリッジでは、お客様のニーズをより深く理解し、課題を解決して海外市場へのリーチ拡大をお手伝いするうえで、当社の革新的な技術がどのように役立つかを詳しくお伝えしたいと考えています。これらの技術の活用についてご興味があれば、ぜひ当社までお問い合わせください。