2020 年以降の多言語 SEO のコンテンツ制作戦略

翻訳を少なく、トランスクリエーションを多めにしたマーケット コンテンツの制作が最適

最終更新日: 3月 3, 2020 8:06午前

対象オーディエンスの共感を呼ぶオンライン コンテンツとは?

短期間で作成した平凡なコンテンツにもかかわらずオンライン検索結果が良好である場合は、アプローチを考え直す必要があると言えます。2020 年以降、企業、とりわけグローバル企業は、検索エンジン結果の最適化に向けて各市場に特化した質の高いコンテンツを制作する必要があります。その方法をご紹介します。

質の高いコンテンツとは、取り上げる題材と、それに関する自分の考えを伝えるための翻訳またはデータ作成の方法を指します。これらの事項はいずれも、効果的に対象顧客にリーチする上で非常に重要です。また、対象オーディエンスは必ずしも御社の情報を意図的に探す訳ではないので、オンライン検索時に御社が検索結果のランキングの上位に入るよう、積極的に戦略を練る必要があります。

なぜ今 SEO 戦略に変革が必要なのか?

Google の新しいアルゴリズム「BERT」の登場に伴い、検索エンジン結果の最適化に向けてオンライン コンテンツをさらに向上するニーズが高まっています。BERT は「Bidirectional Encoder Representations from Transformers (Transformer による双方向のエンコード表現)」の略称です。Google は、音声検索の人気の高まりや、長いクエリが入力される傾向の増加を受け、2019 年 10 月に BERT を発表・導入しました。BERT は従来よりも長めの質問を理解するだけでなく、最も重要な点として、言葉同士の関連性をより深く理解することで、検索のコンテキスト (文脈) を従来よりも適切に判断できることが挙げられます。

英語の場合、「its (その)」「in (中の)」「and (および)」などの単語は、今では検索の意図を検索エンジンに伝える役割を果たしています。これは、より洗練された Google のアルゴリズムでは、もはや単に多くのキーワードを詰め込んだだけのコンテンツに高ランキングは与えられないことを意味しています。同様に、Google は関連性のより高いコンテンツを選択するようになるため、文法がしっかりとしていないコンテンツはその分評価が下がることになります。

BERT は当初は英語のクエリに対してのみ導入されていましたが、今では 70 言語をサポートしています。BERT モデルはさらに、グローバル対応の機能付きスニペットや回答ボックスの向上にも寄与しています。

 

コンテンツの立案: どこから始めるべきか?

コンテンツ制作戦略を展開する際、顧客を念頭に置いて、顧客が何を知りたいと思っているかを考えることが重要です。

ライオンブリッジのブレンダン ウォルシュは、グローバル検索の専門家として数多くのグローバル企業のお客様に向けて、優れた SEO 結果を得るための研修を行っています。「コンテンツ制作は市場に応じたデータ主導型である必要があります。そうすることで、対象とするオーディエンスに関連性の高いコンテンツを確実に提供し、最終的に望ましい結果を生み出すことができるのです」とウォルシュは話します。

次はウォルシュからのアドバイスです。

  • 対象とするそれぞれの地域において現地の人々が何を知りたいと思っているのかを Google を通じて把握し、頻繁に尋ねられる質問について調査しましょう。
  • それらの質問を一覧にまとめて、いくつかのグループに分けます。
  • それらのグループを通じて、ブログやソーシャル メディアの投稿、Web サイトに記載すべき内容についてのアイデアを生み出します。

複数の市場でビジネスを展開する企業であれば、市場の違いに伴って、同じトピックであってもさまざまな反応がもたらされる場合があることを認識しておく必要があります。たとえば、電気自動車について調査を行っている場合、米国ロサンゼルスの人々が排出基準を気にしている一方で、カナダのケベック州の人々は極寒の環境下における車の性能に注目していることがわかるでしょう。同じトピックであっても、各地域の特性によって、クエリの範囲が非常に幅広くなることがあるのです。

 

多言語 SEO を実現するにはどうすればよいのか?

グローバルに展開して複数の言語を扱う企業には、単一の言語で特定の地域でのみビジネスを行う企業と比べて、克服しなければならない課題が多くあることは間違いありません。「検索エンジンの最適化において不可欠な高質のコンテンツの制作に加えて、現地の人々の疑問や要望に応えるコンテンツを各言語でそれぞれ制作しなければなりません」とウォルシュは話します。さらに、「間違いのない究極のルールとしては、各市場に特化したコンテンツをデータに基づいて制作することが挙げられますが、ほかにも解決策の一部になり得る別の方法もあります」と彼は付け加えます。

効果の観点から次に検討すべきはトランスクリエーションです。これは、ソース言語 (元の言語) のコンテンツで表現されているクリエイティブでエモーショナルな訴求性を維持しつつ、ターゲット言語と市場に向けてコンテンツを制作し直すプロセスを指します。そして最後に、優先度はやや低いものの、翻訳も重要な要素として考慮する必要があります。最終的には、これらの方法をニーズに応じてうまく組み合わせて活用していくことになります。

ライオンブリッジでは、市場に精通した専門家による「インマーケット」評価サービスを提供しており、最も費用対効果が高く、成功につながる SEO 結果を得られるよう、インマーケット コンテンツ制作、トランスクリエーション、翻訳を組み合わせた最適なソリューションを提示いたします。

 

コンテンツ制作戦略を検討する際に考慮すべき最大のチャンスとは?

膨大な量のコンテンツの中でお客様のコンテンツをユーザーに見つけてもらうのはどれだけ大変なことなのでしょうか。結局のところ、音声検索における勝者はただ一人です。つまり、検索の際にユーザーのパーソナル アシスタントが選んだエントリのみです。テキスト検索においても上位 5 件にランキングされない限り、クリック数の増加は期待できません。

コンテンツ制作戦略を検討する際は、主要なオンライン言語は英語であることを考慮しておく必要があります。Unbabel.com によると、英語はすべてのオンライン コンテンツの 55% を占めますが、英語を話す人々は世界中で 20% にすぎず、さらに英語を母国語と考えている人口はわずか 5% にすぎません。こうして、英語以外の言語のコンテンツとの間で大きなギャップが生まれます。

英語以外のコンテンツでギャップが存在するだけでなく、品質についてもギャップが生じます。 これは、こうしたコンテンツの大部分が単に英語のコンテンツから翻訳されたものであって、特定の市場向けに制作されたものではないからです。

非英語圏のそれぞれの市場に特化した高品質のコンテンツ制作に取り組むグローバル企業には、現地の人々の心を掴み、対象の市場にうまく参入できる大きなチャンスがあると言えます。

 

コンテンツを見直さないリスクとは?

さて、優れたコンテンツを制作し、多言語 SEO を最適化するためのツールをご紹介してきました。これらをしっかりと活用しましょう。コンテンツを進展させずに強化もしなかった場合、現地の市場を見据えた他社に後れを取ることとなり、ビジネス参入の手段を失うことになりかねません。価値あるコンテンツを制作すれば必ず人々は利用します。当社は長年にわたって多くのお客様のビジネス展開を支援してきた中で、これを目の当たりにしてきました。

 

ご相談ください

ライオンブリッジは、高品質のコンテンツ制作サービスをあらゆる言語でご提供いたします。ライオンブリッジにお問い合わせいただければ、当社の担当者が御社のニーズに応じたサービスの詳細について、詳しくご説明いたします。

 

#contentcreationstrategy #contentcreationstrategy #transcreationservices

著者
Janette Mandell