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Rays of light connect to each other in a black background, forming a geometric design. The photo represents Lionbridge’s ability to integrate with any e-commerce platform to provide streamlined translations.

【シリーズ】eコマース市場の混乱: eコマース サイトを効率よくスピーディーに翻訳するには

eコマース プラットフォームとの統合を通じて翻訳プロセスを合理化し、お客様の eコマース ビジネスを支援するライオンブリッジのソリューション

この記事は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の感染拡大を受けて eコマース市場に起きた変化を探るライオンブリッジの「【シリーズ】eコマース市場の混乱」の第 6 回です。第 1 回はこちらをご覧ください。

コンテンツの多言語翻訳体制が整い、言語サービス プロバイダー (LSP) との連携がスタート。B2C/B2B の越境 EC 対策は万全、と言いたいところですが、まだ気は抜けません。ここで、お客様が提携している LSP の技術力が問題になります。お客様の LSP は、eコマース サイトの翻訳において、最先端のテクノロジーを駆使して効率性の高いプロセスを提供・維持することができるでしょうか?

COVID-19 の影響により eコマース活動が活発になったため、多くのリテール業者は膨大な商品説明 (SKU) への対応に追われています。多くの企業が SKU の管理にテコ入れしようとテクノロジーに目を向けつつありますが、快適なオンライン ショッピングに不可欠なスピード感を実現するために、LSP にはお客様のテクノロジー システムに問題なくアクセスできる技術力が求められます。そのような技術力を持つ LSP であれば、コンテンツのやりとりがより安全かつ簡単になるだけでなく、翻訳も効率よく速やかに仕上がります。SKU 翻訳の納期が早まれば、商品をその分早期に対象市場の顧客に販売でき、収益の増加につなげることができます。

お客様の eコマース ビジネスを支援できる LSP をお探しなら、ぜひ当社ライオンブリッジの eコマース向け各種サービスの詳細をご覧ください。

eコマース サイトの翻訳がなぜ重要なのか?

世界中の顧客の心に響くメッセージを発信するには、顧客の母国語で語りかける必要があります。CSA Research が実施した調査では、回答者の 66% が、類似製品があった場合、製品情報が母国語で記載された方を購入するだろうと答えています。英語は苦手という回答者では、その数値は約 85% にも上ります。出所: 「Does Language Matter? The Impact of Language on the Customer Journey」CSA Research (2020 年 6 月 10 日) 
このように、eコマース サイトの翻訳は、顧客の購買判断を左右する重要な要素なのです。

eコマース サイトの翻訳を加速するライオンブリッジのノウハウ

当社のソリューションでは、主要な B2C プラットフォームである商品情報管理システム (PIM) やデジタル コンテンツ管理プラットフォームと統合することで、お客様が使い慣れた eコマース プラットフォーム環境を変えることなく Web サイトの翻訳プロセスを合理化することができます。主要なプラットフォームと翻訳プロセスを統合することで、お客様は次のようなメリットを得ることができます。

  • 膨大な数の SKU の商品コンテンツを送信 (翻訳用)
  • 商品カタログ コンテンツを共有 (ローカリゼーション用)
  • マーケティング素材を送受信 (eコマース用)

ライオンブリッジのコネクター製品戦略シニア ディレクター、アーノルド コーは次のように述べています。「リテール業者のお客様には、市場投入の短期間化を実現する、費用対効果の高いソリューションが求められてると感じています。当社のコネクターを利用すると、反復性の高い、手間のかかる手作業を省くことができるため、翻訳のアウトプットを増やすことができます。その結果、リテール業者のお客様は、膨大な数の定期的な更新や商品変更にも対応できるようになります」

一般的なファイル転送方式では不十分な理由

ファイル転送の方法としてはデータベース ファイルのエクスポートが一般的ですが、これは生産的な方法とは言えません。コンテンツの管理、インポート、エクスポート、作業の追跡、品質保証の処理など、多くの労力が必要となり非効率的です。また、翻訳プロセスをきめ細かく管理することもできません。多くの場合、翻訳作業に余分な時間がかかると追加コストが発生し、eコマース サイトの翻訳サービスに対する予算外の支払いにつながります。

主要なプラットフォームと翻訳プロセスを統合できるライオンブリッジのサービスを利用すれば、こうした落とし穴を回避できます。さらに、業界最高クラスの強力な翻訳ワークフロー ソリューションもご利用いただけます。

当社のソリューションで統合可能な eコマース プラットフォーム

ライオンブリッジでは、リテール業者向けの主要な eコマース プラットフォームとの統合サービスを提供しています。つまり、リテール業者のお客様は使い慣れた環境の中で、翻訳およびローカリゼーション用のファイルをシームレスにやりとりできるようになります。ライオンブリッジでは、次のような主要なプラットフォームとの統合ソリューションをご用意しています。

  • Salesforce Commerce Cloud (旧 Demandware): Gartner の 2019 Magic Quadrant for Digital Commerce でリーダーに認定された、業界をリードする B2C プラットフォーム
     
  • SAP Commerce Cloud (旧 SAP Hybris Commerce): Gartner の 2019 Magic Quadrant for Digital Commerce でリーダーに認定された、業界をリードする B2C プラットフォーム
     
  • SitecoreGartner の 2019 Magic Quadrant for Digital Commerce でニッチ プレイヤーに認定された、業界をリードするデジタル コンテンツ管理プラットフォーム
     
  • inRiver PIM商品コンテンツとカタログを管理する商品情報管理システム
     
  • Stibo Systems: 商品コンテンツとカタログを管理する商品情報管理システム

ライオンブリッジのデマンド ジェネレーション担当バイス プレジデント、シンシア スティーブンスは次のように述べています。「Salesforce Commerce Cloud、SAP Commerce Cloud などのトップ デジタル コマース ツールや、inRiver、Stibo などの商品情報管理システム (PIMS) と接続することが可能です。当社は多くのデジタル コマース/eコマース プラットフォームと連携できるため、自社サイトでの直販やホームページ集客などのビジネス モデルを問わず、各種コンテンツのローカリゼーションに対応できます」

お客様事例

グローバル メーカーの事例

このお客様は SAP Commerce Cloud (旧 Hybris) を高度にカスタマイズして使用していたため、当社の専門チームはコネクターを大幅に調整し、必要な修正を加えることで、お客様固有のビジネス要件に対応できるようにしました。この統合サービスにより、現在は B2B/B2C 向けデジタル アプリケーションの月数千件に上る SKU を、欧州、中東およびアフリカ (EMEA) の最大 45 言語に翻訳しています。

コネクターの導入前は、同社の従業員がコンテンツを細分化して手作業でライオンブリッジに送信しており、多くの手間と時間がかかり非効率的でした。コネクターのカスタマイズにより、翻訳プロセスが自動化されて効率とスピードが向上し、手作業がなくなったことで、リスク要素を取り除くことができました。現在は、このコネクターをグローバルに展開する計画が進んでいます。

米国の大手ファッション ブランドの事例

このお客様は、ライオンブリッジのコネクターを使って Salesforce Commerce Cloud と統合し、1 日あたり約 3,000 語分のコンテンツを当社に送信しています。このお客様の商品説明は 5 か国語に翻訳され、さらにアメリカ英語からイギリス英語へのローカリゼーション (アダプテーションとも呼ばれる) も行われています。また、拡張機能の追加により、コンテンツの翻訳スケジュールを事前に設定できるようになりました。

ライオンブリッジのオペレーション部門グローバル プログラム ディレクター、コルム コノリーは次のように述べています。「自動化により、翻訳されたコンテンツの公開にかかる労力が削減され、フロー全体がスムーズに進行するようになりました。お客様からはスピーディーな対応についてポジティブなフィードバックをよくいただきますが、これは当社のコネクターが為せる技です」

ライオンブリッジの新たな統合サービス

当社では、より多くのお客様をサポートすべく、より多くの eコマース プラットフォームに対応できるようコネクター サービスの拡大を常に模索しています。現在は、コンテンツおよび文書管理システムである Oracle Content and Experience (OCE) 向けの統合ソリューションを開発中です。OCE に保管されるのは eコマース用のブログ、画像、動画などのコンテンツであり、これらのマーケティング素材は Oracle Commerce に実装されます。

この Oracle のプラットフォームを利用すれば、わかりやすくシームレスな方法で、ライオンブリッジに直接コンテンツを送ることができます。素材の翻訳が終わると、同じプラットフォームを経由してライオンブリッジからコンテンツが戻されます。このプロセスにより効率性が高まり、手間と時間を省くことができます。    

ライオンブリッジの営業部門経理担当ディレクター、スティーブン ハリスは次のように述べています。「お客様には、ワークフローを中断する必要がないというメリットもあります。当社のコネクターを使用すれば、世界最高クラスの翻訳管理システムにアクセスできるのです」 

ライオンブリッジの統合サービスが自社の eコマース プラットフォームに対応していない場合  

当社では、お客様がお使いのあらゆる eコマース プラットフォームに向けてサービスを提供いたします。当社のコネクターがお客様のプラットフォームに対応していない場合は、統合オプションとして REST ベースの翻訳 API か、Universal File Connector (UFC) をご利用いただけます。ライオンブリッジのコンテンツ API は、あらゆる翻訳品質レベルと 40 種類を超えるファイル形式をサポートする初のオープン API です。

ライオンブリッジは UFC を駆使して、ドイツの大手高級ファッション リテール業者の PIM システムを統合しました。さらに UFC に機能を追加して、ファイルが定刻に送信されなかった場合に警告を発する仕組みを構築するとともに、ファイル分割機能を導入し、複数の翻訳者に作業を振り分けやすくしました。ライオンブリッジのコネクターを通じて効率性を高めたことで、当社はこのお客様に対して、週あたり最大 1,000 件にも及ぶ、7 言語への商品説明の翻訳サービスを提供しています。    

「当社の統合サービスはつまるところ、お客様がプラットフォーム内でボタン一つで翻訳を依頼でき、多言語で快適なオンライン ショッピング環境を提供できるようにすることです」と、コーは語っています。 

コロナ禍においてさまざまな課題を抱える今こそ、ライオンブリッジのコネクターをマーケティングやセールスの目標達成にお役立てください。

お問い合わせ

お使いのシステムと当社システムのシームレスな接続にご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。当社のコネクター ソリューションの詳細や、お客様のグローバル eコマースの目標達成をどのように支援できるのかについて詳しくご案内いたします。

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Janette Mandell
著者
Janette Mandell