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A consumer holds a bottle of medicine and review instructions for use and warnings, which require careful translation.

ライフ サイエンス コンテンツの逆翻訳

リスクの高いコンテンツの翻訳における安全措置

翻訳の品質が重要であるのは言うまでもありませんが、ライフ サイエンス業界では特に、誤った翻訳によって生命が脅かされる可能性さえあります。ほんの些細な誤訳でも患者を危険にさらす可能性があるため、常に正確な翻訳が求められます。通常の翻訳でも、もちろん徹底した品質保証 (QA: Quality Assurance) プロセスが実施されますが、ライフ サイエンス関連のコンテンツの場合はさらにもう一つのステップを加えます。それが「逆翻訳」です。

逆翻訳とは?

逆翻訳とは、翻訳されたテキストの精度を確認するために、翻訳済みのテキストをソース言語 (翻訳元の言語) に翻訳し戻す作業です。臨床試験の分野では、治験薬や医療機器、そしてそれに付随する指示書やマニュアルを世界中の被験者に向けて提供する前に実施すべき重要なステップです。この QA ステップを実施することで、翻訳の精度を二重に確認することができます。

ライフ サイエンス業界のお客様には、現地の担当者によるレビューを予定している場合であっても、常に逆翻訳をプロセスに含めることをお勧めします。翻訳の検証でもあるこの逆翻訳の狙いは、お客様自身に翻訳の精度を検証していただく点にあります。  

 逆翻訳は、当該分野の知識を持ち、過去に同様の業務を行った経験のある翻訳者のうち、元の翻訳には携わっていない翻訳者が行うのが理想的です。

リスクを伴う文書の翻訳の精度を確保するには

どの言語にも、慣用的な表現や複雑な文法、文字には表れない文化的な背景が付きものです。逆翻訳したテキストが元のテキストとまったく同じになることはありませんが、翻訳上の誤りや、誤解を招く可能性がある箇所を特定する上で非常に有効な手段です。

通常の翻訳では、元のテキストの意味だけでなく、それが伝える「感情」も反映するために、かなり巧みなアプローチが求められます。これに対し逆翻訳は、翻訳の意味を一語一語伝えるためにできるだけ逐語的に行われます。これによって、文法や文化に関する微妙な解釈の違いが浮き彫りになり、意味がやや異なる箇所や誤訳を見つけ出すことができます。

逆翻訳に適した担当者

逆翻訳は、ターゲット言語 (翻訳先の言語) をネイティブ スピーカー同様に使いこなし、当該分野の知識を持つ専門家が実施すべきです。理想的なのは、当該分野の知識を持ち、過去に同様の業務を行った経験がある翻訳者のうち、元の翻訳には携わっていない翻訳者です。さらに逆翻訳は、関連資料や翻訳前のテキストを参照せずに行うことが望ましいと言えます。こうすることで、偏りのない正確な逆翻訳が保証されます。

A hand holds a bottle of pills in a pharmacy aisle.

逆翻訳は本当に必要か

シンプルで当たり障りがまったくないと思われる文でさえ、翻訳されると意味が変わってしまうことがあります。たとえば、「I like turtles」という英文をオンライン翻訳ツールに入力して中国語 (北京語) に翻訳するとします。次に、この中国語訳をコピーして英語に翻訳し戻します。すると、「I like the tortoise」と翻訳される場合があります。Turtles と Tortoise はいずれも「亀」を意味する単語ですが、このように非常にシンプルなテキストでもちょっとした違いが出ることから、より長い文章では大きな違いが出てしまうことは容易に推測できます。この程度の違いは、普段のなにげない会話では特に問題はありませんが、ライフ サイエンス業界の翻訳では細部もおろそかにできません。

米国では英語とスペイン語の両方が全般的に話されていますが、誰もがバイリンガルなわけではなく、まして翻訳者レベルの解釈ができる人はわずかです。「intoxicado」という単語 一つを見ても、これには「中毒になった」、「酔った」、「毒を盛られた」などのさまざまな意味があり、薬物やアルコール中毒から、食中毒、ヒ素や水銀の誤飲まで、幅広いケースで使用されます。一つの単語だけでもこれだけの意味があることを考えると、医療関連の翻訳ではその精度が非常に重要であることは明らかです。

同様に、「impair」という英単語をスペイン語に翻訳すると「afectar」という単語に置き換えられる場合がありますが、これを英語に翻訳し戻すと「to affect」となる場合があります。「to affect」は「~に影響を与える」という意味であるのに対し、「to impair」は「悪化させる、損なう、弱める」といった意味になります。このように逆翻訳は、元の翻訳の誤りを見つけて修正する上で非常に有効な手段となります。

医療関連のローカリゼーション プロジェクトで非常に有効な検証ステップ

非常に有効な手段ではありますが、逆翻訳には時間がかかります。逆翻訳によってレビュー担当者の作業量が増えるため、期限どおりの納品が難しくなる場合があります。特に医療分野の翻訳プロジェクトで準備がとても重要になるのは、こうした理由からです。翻訳、逆翻訳、レビュー、そして予期しない問題への対応に、十分な時間を割り当てる必要があります。こうしたスケジュールを立てることによって、期限どおりに、しかも厳格な基準を満たした製品をリリースすることができ、顧客や患者だけでなく、ライフ サイエンス業界自体にとっても良好な結果を生み出すことができます。


ライフ サイエンス業界における高リスク プロジェクトに向けた安全措置

優れた翻訳とは、明確かつ正確で、文化的にも適切であり、読み手に配慮したものです。ただ、医療の分野で真に優れた翻訳を作り出すには、それだけでは不十分な場合があります。すべてのコンテンツに必要なわけではありませんが、医薬品や臨床試験、患者の健康や医療機器に関するテキストなど、リスクの高い文書については、通常の QA プロセスに加えて逆翻訳も実施することを強くお勧めします。

逆翻訳によって、最高レベルの正確性、ひいては安全性を確保することができます。もちろん、これによってより多くの時間とコストがかかりますが、ライフ サイエンス業界においては安全を期すに越したことはありません。

ライオンブリッジはライフ サイエンス分野で 20 年以上もの実績を持つ言語サービス プロバイダーであり、こうしたお客様のさまざまなニーズに対応することができます。当社のライフ サイエンス チームは、医療機器の製造と規則、製薬会社による臨床試験管理や規制コンプライアンスなど、業界の主要分野に精通しており、さらに当社が誇る専門家のグローバル ネットワークを通じて、あらゆる言語の逆翻訳に適格な翻訳者を割り当てることができます。スピード、規模、そして品質において、ライオンブリッジの右に出るものはありません。逆翻訳や翻訳の精度を高める方法について、ぜひ当社までお問い合わせください。お客様のニーズに最適な各種サービスについて詳しくご説明いたします。

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Dan Herron
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