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グローバルな旅行者の心を捉える旅行業界向け言語サービス

真のつながりを築くための、最新の旅行動向に基づく 3 つのヒント

長い時間を経て、再び世界中を旅行できるようになりました。

世界の大半の地域が新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの最悪の状況を脱したことにより、旅行を楽しみ、まだ知らない土地に出かけようとする人が増えつつあります。

ライオンブリッジでは、パンデミックが収束に向かう中で、翻訳サービスが旅行業界をどのように支援できるかについて取り上げました。この苦境の中にあっても、プロフェッショナルな翻訳サービスを通じて、世界中のお客様にその母語で重要情報を提供することで、再び安心して安全に旅行できるようにすることが旅行業界の課題でした。

具体的には次のようなことが挙げられます。

  • ホテル業界では、客室の消毒に関する取り組みについて伝えることで、利用者に安全性を理解してもらうことができます。
  • 観光局では、ワクチン接種に関する要件といった国ごとのルールを伝えることで、旅行客に不便が生じないよう準備を促しています。

安全やロジスティクスに関する情報提供も重要ですが、旅行に対する世界中の意識が次の段階へと移行しつつある中では、旅行を考えている人々の心をしっかりと掴めるよう、旅行業界やホスピタリティ業界はさらなる取り組みを進めていく必要があります。旅行動向がコロナ禍前と同水準に戻りつつあるこの段階では、世界中の旅行者の心に響くような多言語のコンテンツを用意することが旅行業界の最重要課題となります。この目標達成を大きく支援するのが、旅行およびホスピタリティ業界向け言語サービスです。

2023 年の旅行業界の現状

新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中に旅行およびホスピタリティ業界に身を置いていた方なら、このパンデミックが観光業界にどれほどの損害をもたらしたかをよくご存知でしょう。海外旅行は全面停止に近い状態となり、ホテルは空室だらけ、観光地も閉鎖されました。あの時期は本当に悲惨でした。幸いなことに、旅行需要は回復を見せ始めており、それは旅行保険のインシュアテック企業 Squaremouth の予測や統計情報を見てもわかります。

  • 2023 年には海外旅行がコロナ禍前の水準まで回復すると見込まれています。
  • 2023 年に入る段階で年配の旅行者の数はコロナ禍前に戻っていました。
  • 旅行者が旅行にかける費用は 2019 年以前と比較して 25% 以上増加する見込みです。

全米旅行産業協会も同様の前向きな見解を示しています。協会は 2023 年 2 月の旅行支出が 2019 年を 5%、2022 年を 9% 上回ったと発表しており、また、米国人のレジャー旅行への意欲が記録的な高さになっていると述べています。

旅行およびホスピタリティ業界に従事する人にとって、これらのデータは朗報です。しかし、どうしたら競合との差別化を図り、旅行客を呼び込むことができるでしょうか。見所を訪れてもらうには、ツアーに参加してもらうには、交通手段として選んでもらうには、レンタカーを利用してもらうには、宿泊施設を利用してもらうには、レストランを利用してもらうには、どうしたらよいでしょうか。

今後もそのための秘密兵器となるのは、地域や言語を問わず、潜在顧客に向けて心に響くコンテンツを提供する能力です。

世界中の旅行者の心に響くコンテンツを用意するには、最新の旅行動向に基づく次の 3 つのヒントを参考にしてください。

各地域を幾何学的に区切る線が描かれた地図

ヒント 1: 旅行者を知り、旅行者の最新のニーズを把握する

レジャー旅行者

レジャー旅行者はこれまで以上に、新しい、本物の体験を求めています。

御社が提供するのは、まだあまり知られていない場所や、映画やテレビ番組で取り上げられたことのある場所か (米国のテレビ ドラマ「ホワイト ロータス」ですばらしいイメージが広まったマウイ島とシチリア島がまさにこれです)、または、他にないようなウェルネス リトリートでしょうか。

そうであれば、御社は「ついている」と言えるでしょう。American Express Travel の「2023 Global Travel Trends Report」によれば、2023 年の休暇旅行先としてレジャー旅行者が求めているのはまさにこのような場所だからです。パンデミックの影響でつまらない日々を送ることを余儀なくされた人々は、記憶に残るような体験を渇望しています。刺激や本物の体験、何かまったく新しいものを求めています。

American Express のレポートで注目すべきは、多くの旅行者が地域経済の支援に積極的な姿勢を見せている点で、回答者の 69% が地元の利益になるのであれば、積極的にお金を使うと回答しています。また、88% の回答者が、本物の体験とは、地元の小さな店での食事や買い物だと答えています。

これらのことから導き出される結論は、今のレジャー旅行者のニーズに合った、他とは異なる独自の特長を明確に伝えるコンテンツこそが必勝の策となるということです。観光客に向けた相応しいメッセージを作成し、プロフェッショナルな翻訳サービスを通じて言語の壁を乗り越え、世界中に御社のコンテンツを届けることが重要です。

「ブレジャー」旅行者

今回のパンデミックによって、私たちの生活や働き方は大きく変わりました。旅行業界のニュース サイトである Skift は、ビジネス (business) の出張先で余暇 (leisure) も楽しむブレジャー (bleisure) 旅行者が増えてきたことを指摘しています。以下のことが明らかになっています。

  • 2022 年の出張休暇の規模は金額にして 4,955 億ドル
  • 週末を含む出張は 2021 年の 33% から 2022 年には 38% に増加

また、場所に縛られない働き方も定着しつつあります。Upwork の調査では、2025 年時点で 3,620 万人の米国雇用者の 22% がリモート勤務になると予想されています。

これらのデータは、ブレジャー旅行者をターゲットにした積極的な旅行マーケティングの追い風となります。レジャー旅行者に向けたメッセージを作るのと同じように、世界中のブレジャー旅行者に向けてコンテンツの内容をやや調整し、ブレジャー旅行者のニーズを満たすオファーがあることをしっかりと伝えましょう。

信頼性の高い Wi-Fi や新設されたワークスペース、自宅のように快適に過ごすための設備など、長期滞在を考えるリモート ワーカーのニーズに応える設備があれば、それを強調するのもよいでしょう。旅行業界向け言語サービスを利用することで、世界中の旅行者にそのコンテンツにアクセスしてもらえるようになります。

旅行関連の動向をうまく活かすための言語サービス

対象のオーディエンスの関心事に照準を合わせ、細心の注意を払ってメッセージを作り上げるのは当然のこととして、世界中のオーディエンスにそれぞれの母語でメッセージを伝えることも同じく重要なことです。

29 か国の消費者 8,709 人を対象に行われた調査では、以下の結果が報告されました。

  • 購入者の 65% は、コンテンツに多少の誤りがあっても、自分の母国語でコンテンツが提供されている製品を好んで購入している。
  • ユーザーの 66% は、他の言語で提供されている製品を評価する際に、オンラインの機械翻訳 (MT) を利用している。
  • 消費者の 40% は、他の言語で説明されている製品を購入しない。

(出典: 「Can’t Read Won’t Buy — B2C (読めないなら購入しない — B2C)」、CSA Research、2020 年 6 月)

コンテンツをさまざまな言語で提供するにあたっては旅行業界向け言語サービスを利用できますが、必要に応じて、さらに一歩進んで「トランスクリエーション」サービスを利用することも有益です。

トランスクリエーションでは、専門の翻訳者がある言語で書かれたメッセージを、対象言語のオーディエンスに向けた文化的に適切なメッセージとなるように調整します。コンテンツの一語一語を翻訳するのではなく、原文のスタイルやトーン (語調)、感情が同じように伝わるように、特定の市場に向けてまったく新しいテキストを書き上げる場合もあります。通常、トランスクリエーションのコストは翻訳よりも高くなりますが、ワークフローに自動化や機械翻訳 (MT) を取り入れることで全体的なコストを抑えられる場合もあります (MT を取り入れる場合は、必要に応じて「ポストエディット」作業を通じて翻訳品質を調整できます)。

当社のようなプロフェッショナルな言語サービス プロバイダー (LSP) であれば、コンテンツの翻訳とトランスクリエーションに対応しているだけでなく、機械翻訳を取り入れることでコストを抑えることもできます。

ヒント 2: 動画マーケティングを活用する

さまざまな旅行業界の情報源の中でも、オンライン ビジネス誌の「Travel Market Report」では、旅行業界の売上向上において動画の重要性が強調されています。

実際、動画は見た人に現地に行ったような気分やサービスを体験してもらうのに役立ち、戦略上必須のものとなっています。動画は、潜在顧客とのつながりを築くうえで役立ち、言葉だけでは伝わらないものを伝えることができます。また、サイトへのトラフィックを増やして、収益を高めるのにも役立ちます。

最近の調査で、特に旅行およびホスピタリティ業界で動画が重要な戦略的アセットとなる理由が明確になっています。

  • Skift によれば、30 歳以上の旅行者のおよそ 40% が旅行について調べる際に Google よりも TikTok を好んで使用しています。
  • データ分析およびブランド コンサルティングの Kantar Group と共同で実施された Think with Google の消費者調査によれば、APAC の旅行者を見ると、旅についてぼんやり考えるところから、計画を立て予約を済ませ、予定をまとめて現地へ行き、体験をシェアするまでのカスタマー ジャーニーのすべての段階において、オンライン動画はきわめて重要な要素となっています。
  • この調査によれば、Z 世代の APAC 旅行者の 53% は YouTube を参考にしています。
  • ソフトウェア会社 eviivo によれば、アンケート回答者の 46% は、行ったことのない場所にバーチャルで行った後に実際に行ってみたいと思うと回答しており、仮想現実 (VR) が 2023 年の旅行のトップ トレンドとなっています。

動画制作はコストがかかりすぎるとお考えでしょうか。実際には、予算に応じてさまざまな選択肢が用意されています。シンプルな動画であれば、これまでにないほどコスト効率よく制作することが可能です。スマートフォンを手に持って出かければ動画を撮影できます。ただし、世界中のオーディエンスのニーズに合わせることが重要です。さらに動画に投資すれば、世界中の潜在顧客との間に強いつながりを築く効果が期待できます。

動画のトレンドをうまく活かすための言語サービス

動画および音声のローカリゼーション サービスを利用することで、動画で世界中のオーディエンスにリーチを拡大し、対象市場のオーディエンスの文化的嗜好に合わせてアピールすることができます。動画コンテンツをローカライズすべき理由は、それによって既存の資源を最大限に活用し、今までは逃していたオーディエンスとつながる可能性を高めることができるからです。

動画を最大限に活用するには、以下のアプローチが役立ちます。

トランスクリプション (書き起こし) — これは、音声文字変換テクノロジーや書き起こしの専門家によって、音声を一語一語テキストに変換する手法です。動画で語られている内容が、動画で使用されている言語で文字として表示されます。

字幕制作とキャプション付け — これらも、動画で話されている内容を画面上で文字にして視聴者が読めるようにする手法です。ただし、文字は視聴者の母語である点が異なります。キャプションは、サウンド エフェクトを表現したり、だれが話しているかを示したりするのに使用されます。これにより、より多くのオーディエンスに動画の内容を理解してもらえるようになります。また、動画で話されている言語の話者でない方や、何らかの理由で動画視聴時に音声を再生できない方にも役立ちます。字幕やキャプションを付けると、視聴時間の増加に効果があります。また、検索エンジンで判読可能なテキスト ファイルを用意することで、検索結果の向上にもつながります。

トランスクリプションと字幕制作は、ソーシャル メディアで使用する動画に適した費用対効果の高いソリューションです。キャプションは、米国障害者法 (ADA) で義務付けられている場合など、法規制の要件を遵守する必要があるコンテンツで使用されます。

ボイスオーバーと吹き替え — これらは、視聴者の母語で音声を再生可能にする手法であり、動画コンテンツの聴覚体験を充実させることができます。ボイスオーバーは 1 人の話者によるナレーションで、最小限のローカリゼーションを必要とするコンテンツに適しています。複数の話者が登場する注目度の高いコンテンツの場合、メッセージを正確に伝えるには、複数の声優による吹き替えサービスが適しています。

優れたカスタマー エクスペリエンスが求められる価値の高い動画には、ボイスオーバーと吹き替えが適しています。

動画制作 — 最初から制作する場合は、お客様のニーズや要件に合わせた動画を制作することができます。ローカリゼーションを念頭に置いて制作することで、後にローカライズする際の手間を軽減でき、費用対効果も高まります。動画制作は幅が広く、注目度の低いコンテンツにも高いコンテンツにも適しています。

当社のようなマルチメディアの専門知識を備えたプロバイダーであれば、仮想現実 (VR) や拡張現実 (AR) などの最先端の技術を含めたエンドツーエンドの動画サービスを提供することができます。

キャリーバッグを引いて歩く男性

ヒント 3: テクノロジーに投資する

旅行の増加傾向に合わせて、旅行およびホスピタリティ業界の IT 予算も増加しています。

「Business Leader」誌が報じたところでは、ホスピタリティ業界における仮想現実 (VR) 以外の旅行関連テクノロジーのトレンドとして、次のようなことが挙がっています。

  • モバイル アプリが成長を牽引
  • オムニチャネル プラットフォームの重要性
  • 自動化 (Web サイトのチャットボットなど)
  • より魅力的な Web サイト

御社ではこのようなトレンドに対応できているでしょうか。

テクノロジーのトレンドをうまく活かす方法

テクノロジーのトレンドを活かして最大限の効果を得るには、多言語の eコマース サイトを最適化し、優れたグローバル デジタル エクスペリエンスを提供することです。

Web サイトのパフォーマンスを最適に保ち、検索エンジン最適化 (SEO) および検索エンジン マーケティング (SEM) を効果的に利用するには、モバイル デバイスに対応し、安全性が確保された高速な Web サイトが必要になります。そして、適切な市場に適切なコンテンツを公開することが重要です。

英国向けの英語のコンテンツが米国のオーディエンスを対象としたサイトに表示されるような場合は、ジオターゲティングの問題が発生しています。

ちょっとした語彙の選択に関する問題であっても、ブランドに対する信頼感が損なわれ、販売機会の逸失につながる可能性があります。たとえば、英国人を対象とする場合は、地下鉄、予定、休暇をそれぞれ表すのに tube、timetable、holiday といった単語を使用するのが一般的で、subway、schedule、vacation などの単語は米国人を対象としている場合に使うべきものです。

Web サイトの最適化やグローバル ジオターゲティングは、顧客のデジタル エクスペリエンスを向上させる手段の一部に過ぎません。重要なのは、カスタマー エンゲージメントについて収集する情報が増えるほど、カスタマー エンゲージメントを強化できるチャンスが広がるということです。

ライオンブリッジが最高のパートナーである理由

当社では、さまざまな旅行業界向け言語サービスを通じて、世界中の旅行者の心を惹きつけるための支援を提供しています。

次のようなサービスをご用意しています。

  • 言語サービス — 翻訳、ローカリゼーション、コンテンツ制作により、各地域に適したコンテンツを提供します。
  • マルチメディア サービス — トランスクリプション (書き起こし) と字幕制作、ボイスオーバーと吹き替え、動画制作を通じて、顧客基盤の拡大と顧客との関係強化を支援します。
  • グローバル デジタル マーケティング サービス — Web サイトのコンテンツ最適化は、検索エンジン最適化 (SEO) および検索エンジン マーケティング (SEM) の結果を改善するのに役立ち、グローバル デジタル エクスペリエンス評価では、使用されているテクノロジーとコンテンツを精査することで、さまざまな言語および市場におけるブランドのデジタル エクスペリエンスを評価し、改善に役立てることができます。

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御社ブランドの海外市場への展開には、当社の旅行業界向け翻訳/言語サービスをぜひご利用ください。詳細については、こちらからお問い合わせください。

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ジャネット マンデル
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ジャネット マンデル