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通訳と翻訳、5 つの大きな違い

通訳サービスと翻訳サービスの違い、そして御社のニーズに合ったサービスの選び方

グローバルなビジネス展開を成功させるには、世界各地のオーディエンスに対し、現地企業と同じように現地文化に適合しながらも独自性のあるメッセージを届けることが重要です。御社のコンテンツを現地の言語で提供し、現地の対象顧客層から共感を得るには、通訳サービス、もしくは翻訳・ローカリゼーション サービスのいずれか、さらには両方が必要となる場合もあります。御社に適したサービスの選び方をご紹介します。

翻訳と通訳の違い

翻訳と通訳にはさまざまな違いがあります。翻訳は文字情報を扱うもので、高度な正確性が求められて制作に時間がかかることがあります。通訳は音声情報を扱い、その場で提供するサービスです。完全な正確性よりも、理解できることやコミュニケーションが優先される場合があります。 

通訳と翻訳の最大の違いはそれぞれの提供方法です。通訳者は話された言葉を口頭で訳す一方で、翻訳者は書かれた言葉を翻訳します。翻訳者と通訳者では求められるスキルがやや異なりますが、文化的・言語的な理解の深さ、話の内容に関する専門知識、そして明確に伝える力が要求されるという意味では多くの共通点があります。 

この 2 つの名称は相互に置き換え可能と思われがちですが、必要なサービスを選ぶ上で、この 2 つの言語的作業の違いを十分に理解しておくことが重要です。

通訳

通訳は即時性の高いサービスです。同時通訳と逐次通訳のいずれの場合も、他言語に言い換えて伝える作業をリアルタイムで行います。ソース言語 (通訳元の言語) が聞こえてから台本、辞書、参考文献などを調べている時間はありません。プロの通訳者は、ソース言語での文脈に沿って意味を維持しつつ、慣用表現、口語表現、独特の文化的背景などを踏まえて、ターゲット言語 (通訳先の言語) に変換し、その言語の話者に伝えます。この時、通訳者は蓄積された経験や優れた記憶力、反射神経の機敏さを頼りに通訳を行います。

通訳者は、会議やミーティング、医療予約、法的手続き、テレビの生中継、手話など、いわば「即時的な翻訳」が必要とされる場面で活躍します。

翻訳

その一方で、プロの翻訳者が担当する仕事ではさまざまなコンピューター支援ツールが使われるのが一般的です。これこそ翻訳と通訳の最大の違いと言えるかもしれません。具体的な作業は、コンテンツの原文ファイルを作業しやすいファイル形式 (RTF など) に変換する処理、そのツールで訳されたことがある箇所に翻訳メモリ (TM) の訳文を自動適用する処理、未翻訳部分を新規に翻訳するための処理などの手順を踏んで進められます。ほとんどの場合、翻訳者は用語集や翻訳スタイル ガイドを参照しながら原文を少しずつ訳していきます。訳された文は別の翻訳者による校正作業を経て確定され、元のファイル形式へと戻すレイアウト作業を通じて仕上げられます。

翻訳者は、Web サイト、印刷物、動画の字幕、ソフトウェア、マルチメディアなど、さまざまな形の「書かれた」言語を翻訳する作業に従事します。

どちらのサービスが必要か

このように、通訳と翻訳には非常に大きな違いがあります。お客様の具体的なプロジェクトにどちらのサービスが適しているかを判断する際のポイントは、以下の 5 つにまとめることができます。

通訳と翻訳、5 つの大きな違い

1. 形式

通訳では話される言葉をリアルタイムで扱うのに対し、翻訳では書かれた言葉を訳します。

2. サービス提供の形態

通訳作業は即時に行われ、対面、電話、映像といった形式の違いはあるものの、ほぼタイムラグなしに結果が提供されます。それに対して翻訳作業では、その結果が提供されるタイミングが、原文テキストの作成時点よりもずっと後になるのが一般的です。この時間差を利用することで、翻訳者はテクノロジーと各種資料を活用して精度の高い高品質な訳文を作り上げます。

3. 正確さ

通訳サービスに求められる言語的な精度は、翻訳に比べると必ずしも高くありません。もちろん通訳者は完璧な仕事を目指しますが、即時性が要求される中で実際に完全な訳を伝えることは非常に難しいため、情報の一部を省略する場合などがあります。一方、翻訳作業は時間をかけて行われ、編集・校正やレビューの工程もあるため、正確さを確保しやすいと言えます。

4. コミュニケーションの方向性

通訳者は 2 つの言語の間で双方向のサービスをその場で提供することが求められ、参考文献等を調べる時間はないため、ソース言語とターゲット言語の両方に精通している必要があります。それに対し、プロの翻訳者は一方向のサービスのみを提供するのが一般的で、ほとんどの翻訳者は自分の母語をターゲット言語としています。

5. 言語化されない情報

隠喩、たとえ話、慣用表現のニュアンスをどのようにしてターゲット言語で的確に伝えるかは、通訳者と翻訳者の両方にとって難しい課題です。その上通訳者は、口調、抑揚、声色など、話し言葉に特有の要素を汲み取って相手に伝えなければなりません。

以上、翻訳と通訳の大まかな違いをご理解いただけたことと思います。より具体的な要件に応じて、それぞれのサービスをご検討ください。もし技術的に高度な内容や、特定のオーディエンス層に絞り込んだニッチなコンテンツへの対応が必要であれば、さまざまなコンテンツや分野に対応できる優れた言語サービス プロバイダー (LSP) にご依頼ください。言語に関して優れたスキルを持つ通訳者と翻訳者の両方を抱える LSP なら、御社のプロジェクトに最適な人材を選定できます。翻訳・通訳サービスの詳細と、お客様のニーズに合ったサービスについて、詳しくはこちらをご覧ください

当社の翻訳/通訳サービスについては、こちらから当社の各種コンテンツ トランスフォーメーション サービスの詳細をご覧ください。

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