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グローバル展開入門: ローカリゼーション戦略とは? (そして、戦略が求められるタイミングとは?)

「グローバル展開」シリーズ第 7 部

この記事は、10 部構成のブログ シリーズ「グローバル展開」の第 7 部です。これから 10 週間にわたり、当社が 20 年以上に及ぶ翻訳業界での経験から得たヒントやテクニックをご紹介します。本日は、世界市場へのビジネス展開に不可欠なローカリゼーション戦略についてご紹介します。ローカリゼーション戦略が必要な理由、そして戦略を検討すべきタイミングについてご説明します。

 

いよいよ、皆さんのビジネスを世界に向けて展開するときが来ました。

自社の製品やサービスの評判を、新しい市場の見込み顧客に広めましょう。グローバルなブランド ストーリーをローカルにアレンジして各地の文化や習慣になじませ、現地の人々の共感を呼び起こしましょう。ローカルのニュアンスを維持しながらグローバルな到達力を実現すべく、これらを自社プロセスの基本要素としてしっかり位置付けましょう。

すでにグローバリゼーション戦略を確立しているのであれば、以下の点については検討済みで、準備が整っていることになります。

 

つまり、グローバリゼーションを視野に入れた予算が承認され、活動計画に含まれる各活動の期限が決められて、成果測定のための KPI も確定している状況であると言えます。

まだ足りない要素があるとしたら、何でしょうか? そう、グローバル展開に欠かせない要素が 1 つ… ローカリゼーション戦略です。

 

ローカリゼーション戦略とは?


グローバル企業 (またはグローバル展開を目指す企業) は、自社ビジネス プランの延長線上にローカリゼーション戦略があると考えるべきです。現地で利用してもらうための Web サイト、ソーシャル メディア、マーケティング キャンペーンなどが必要だからです。ローカリゼーション戦略とは、いわばそうした自社ビジネス要件の実行計画であると考えられます。

 

 

ローカリゼーション戦略をいつ策定するか?


皆さんはもうおわかりかと思いますが、ローカリゼーションはグローバル展開のために必要不可欠な要素です。では、自社のグローバル ブランドのコンテンツやエクスペリエンスのローカライズを検討すべきタイミングはいつでしょうか?

 

とりわけ優れた業績を上げているグローバル企業は、グローバリゼーションのプロセスに着手する時点でローカリゼーションを検討しています。皆さんも、現時点でグローバル展開を検討中なのであれば、最も効果的で効率的なローカライズの方法についてもすでに検討を進めていることが望ましいと言えます。

 

ローカリゼーションの準備: 3 つの留意事項


効果的なローカリゼーション戦略の構築に備える際は、以下に挙げる 3 つの事柄を常に意識してください。

 

 

先を見越して考える


先ほど述べたとおり、ローカライズするタイミングに「早すぎる」ということはありません。グローバリゼーション プロセスの初期段階から、可能な限り多種多様なオーディエンスとのコミュニケーションが可能なコンテンツ構成のあり方を考えましょう。具体的には次のようなことが大切です。


  • 複数の地域市場に対して有効なメッセージを重視する
  •  

     

  • さまざまな文化圏に属する購買者の特徴を捉えた戦略を推奨する
  •  

     

  • 過度なパーソナリゼーションを避けながらも、より多くの人々に身近さを感じてもらえるような適度なレベルのエクスペリエンスを追求する

 

以上に加えて… 複数の文化圏の消費者に理解されるソース素材を作成できれば、あまり時間とリソースを費やさなくても翻訳やローカリゼーションを効果的に行うことができることに留意してください。

 

追いつく


明確なコンテンツ ローカリゼーション戦略を持たずにグローバリゼーション プロセスを始めたのであれば、御社にとってローカリゼーションを導入すべき最良の時期は今すぐです。まずは、自社 Web サイトの中でどの部分を最優先で翻訳・ローカライズすべきかを判断しましょう。その後、次のような質問に答える形で戦略を練っていきます。


  • 対象とする市場と言語は?
  •  

     

  • ターゲット言語において、自社の名称やロゴ、タグラインなどをどのように扱うか (翻訳するかどうかなど)?
  •  

     

  • 対象の市場における主要な検索エンジンに最適化されたグローバル SEO プランを持っているか?
  •  

     

  • 当該地域のスタッフと話し合い、意見を聞いたか?

 

これらの質問に答えていくことが出発点となります。このように考えることで、自社のグローバルなローカリゼーション推進戦略の対象範囲が見えてくるのです。

 

シンプルさを維持する


B2B 企業と B2C 企業の両方が、マーケティング戦略の大きな流れとしてパーソナリゼーションを導入しています。たとえば、


  • プロのマーケターの 75% 超が、リアルタイムのパーソナリゼーションは不可欠だと考えています。
  •  

     

  • 94% が、費やすリソースをアナリティクスとカスタマイズに集中させています。
  •  

     

  • マーケターの 60% が、効果的なパーソナリゼーションの実現は非常に難しいと感じています。

 

では、パーソナリゼーションの第一歩とは何でしょうか? それは文字どおり、共通の言葉で話すことです。ライオンブリッジでは、当社の豊富な経験と実績から、言語や文化の違いを超えた共通性を見出そうとする努力に伴って、ローカリゼーション サービスを通してコンテンツのパーソナリゼーションをよりうまく進めることができるという結論に至りました。

ですので、グローバル展開に備えるにあたっては、コンテンツの中で特定の文化に合わせる範囲を極力狭めて小さくするよう努めてください。こうすることで、最も広範囲のオーディエンスに対応できるコンテンツを作成することができます。

 

準備はよろしいですか?


ローカリゼーションを抜きにしてグローバリゼーションは成り立たないということを、以上でご理解いただけたと思います。グローバル展開を効果的に進めるには、事前に効果的なローカリゼーション戦略を検討・計画し、導入することが重要です。来週は、御社にとって効果的なローカリゼーション戦略を策定する方法についてご説明します。

 

その他の推奨事項やヒントについては、当社の「グローバル展開のための究極のガイド」ホワイトペーパーをダウンロードしてお読みください

パート 1: グローバル展開入門: 「グローバル展開」とは

パート 2: グローバル展開入門: Web サイトがあってもグローバル企業にはなれない

パート 3: グローバル展開入門: グローバル展開の用語集

パート 4: グローバル展開入門: 目指すべき市場は?

パート 5: グローバル展開入門: 競合企業こそが最良のリソース

パート 6: グローバル展開入門: SEO 戦略の最適化

パート 8: グローバル展開入門: ローカリゼーション戦略の策定

パート 10: グローバル展開入門: 重要な 10 項目

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